昨日のことですが、5月31日にNPO法人「そら」のSST講座を行いました。
今回のテーマは「携帯電話」。その中でもメールの利用を練習してます。
前回で判明したことなんですけど、30歳前後のメンバーはメールを使っていません。
だから、メールの操作自体で躓いています。これは練習しかありません。模擬的なやりとりをしようにも、まず1通目のメールを出すのに15分くらいかかる始末…
これではコミュニケーション・ツールとしての利用は困難でしょう。
だから、まずは使ってみる経験が必要なのです。
このセッションには、最近スマフォに機種変更したばかりの人もいて、操作に慣れるいい練習ができたと思います。
午後の1組目は、20歳前後のメンバーで、普段からメールを使っている人が多かったので、かなり頻繁なやりとりの練習までできました。
言葉だと、ここまで確実なやりとりにはなりにくい人たちなのに、メールの文面を保護者さんに見せると驚かれるほど適切なやりとりができていました。
使いこなすとはこういうことなんです。
午後の2組目は、言葉のやりとりだと難しいメンバーなのですけど、まだこうした代替手段を使いこなしているとは言えない状態です。
だから、どう自分の気持ちを書けばよいかで戸惑っていました。
今回の内容は、本人達だけのことではすみません。
文字にして「見える化」したコミュニケーションは、こうしたコミュニケーションに課題を抱えた方達への対応の基本だと思うのです。
そこのところを保護者さんにもわかってもらう必要があります。
そうしないと、せっかくメールのスキルが身についても、生活の中で使えませんからね。