Monthly Archives: 5月 2012

今日はSST講座(H24年度第1期)の2回目でした。

今日は、地域のNPO法人「そら」でやっている、生活支援塾「そらまめ」の「ソーシャルスキルアップ講座」の、今年度第1期の2回目でした。
お題は「自己管理」でした。

前回、スケジュール帳を配って、5~6月のスケジュールを記入してくることを「宿題」にしましたけど、ほとんどの参加者がしっかりかけていました。

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やはり、教えてやらせないといけないんですね。
しかも学校だと「連絡帳」で、親とのやりとりも兼ねるので、パーソナルなスケジュール帳やメモ帳を使えるように練習する機会って、ないように思うのです。

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でも、教えたらわかるんです。
しかも、使っていくと、自分に使いやすいようにアレンジできるんです。
必要だと自覚すれば、しっかりと定着するんです。
それまで、丁寧に教えてあげないといけないし、使う場面の設定をしなくてはいけません。
それはわざとらしく設定した場面でなく、日常的にやっていることで設定するのが望ましいです。

もしそんな場面がないのなら、きっと「過剰介入」です。
本人の自主自立の場面を一切奪っているということなんです。

…でも、じつはこんなことって多いんじゃないかと思うのです。
障がいを持ったお子さんの保護者さんだと…。

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だから今回の取り組みは、保護者さんにも本人が自立してスケジュール管理するとはどういうことか、それを考えてもらいたいという願いもこもってます。
できないと決めつけて、いつまでも介入していては、本人はいつまでたっても自立できません。

本人が自分の意思で動く場面をどう設定するか。
これは指導者、保護者がしっかり抑えるべきポイントであると思います。

今日は平成24年度、第1回目のSST講座でした。

本日は平成24年度、第1回目のSST講座でした。
今回のテーマは「自己管理」。

これはこのところ思っていた課題で、スケジュール管理とかが出来ない人って多いよな…と思っていたので、新年度でみなさんが環境が変わった第1回目に取り上げてみました。

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まずは、昨年のことを振り返って、今年やりたいことなどを考えてみましたが、やはりなかなか出てこない人がいました。

そこで小型のメモ帳を配って、自分のスケジュールを書いてみるように言いましたが、ほとんどかける人はいませんでした。
これってどういうことか?

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要は、自分でまったくスケジュールを管理していないわけです。
他人に言われるがままの生活をしているのです。
結局のところ、自分で何一つ決めていない。
…というか、決めさせてもらっていない???

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これって、学校の罪も大きいと思います。
とりあえず決められているスケジュールを押しつけるだけで、何一つ自分で決めさせていないわけですから…
そしてスケジュールの管理の方法や立案方法も教えていない。
やりながら自分が猛反省でした。

これからの実践の中で、もっと真剣にスケジュール帳の活用方法を教えていかないといけないなと実感いたしました。