Monthly Archives: 5月 2013

SST講座をやりました!

先週に引き続き、今週もNPO「そら」のSST講座をやってきました。
今日のテーマは「出かけるためには?」です。

「どこかへ行きたい!」と思っても、それに向けて計画を立てるのが苦手なのが発達障がいの方たちです。
(まぁ、これは一般の人たちにもそんな人はいますけど…)

なので、まずは出かけるとしたらどこへ行きたいか、そしてそこへ行くためにはどんなものが必要で、どんな準備をしなくてはいけないかを考えてみました。
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予想通り、行きたいところがいっぱい言える人と、まったく考えられない人と両極端に分かれました。
普段から自分で考えて動いていない方は、こうした課題の時はてきめんに困難になります。

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そして、「ハワイで海水浴!」と即答で答えた方も、
「じゃぁ、ハワイに行くには何が必要?」
という問いかけには、
「お金」「言葉」「パスポート」
まではすんなり出ましたが、それ以上はなかなか出てきませんでした。
交通手段や宿泊のことが抜けているんですね。
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まぁ、自分で企画して出かける経験なんてないでしょうから仕方のないことなんですけど、もっと日常のあらゆる場面で、自分で考えて行動することをやっていかないと、自分自身の行動すら決められなくなってしまいますね。
そんなことを感じたセッションでした。

今年度、初のSST講座をやりました。

昨日(5/18日)の話なんですけど、NPO「そら」でやっているSST講座をやってきました。今回が平成25年度の最初の会でした。
4月にそれぞれの職場や学校でも変化があったわけなので、みんなでそれを交流することと、新年度にむけた目標や、具体的な活動することなんかを考えてもらいました。

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昨年度からSSTのメンバーにはスケジュール帳を配っています。
そして、ずっとそれを使って自己管理するように言っています。
今回立てた目標も、しっかりと書き込んでもらいました。

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そして、目標はできるだけ具体的に考えてもらいました。
「月1回、部屋の掃除をする。」
「週に2回、皿洗いをする。」
こんな風に具体的でないと、できたかどうかの振り返りができません。

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回数とかがはっきりしていれば、スケジュール帳でいつやるかの計画も立てられます。こういうことが、「生活を自分のものにする」ということだと思っています。
言われたことしかできないようでは、自立しているとは言いがたいですからね。

実はそんな人、多いのです。
でもそうしちゃったのは、誰かと言えば親や先生なんですから…