Monthly Archives: 9月 2012

今日はSST講座(H24年度第3期2回目)でした!

今日はSST講座でした。
本日のメインのお題は、「やらかしちゃったとき、どう謝る?」でした。

失敗しちゃったとき、どうしてよいかわからずフリーズする。
適当なことを言ってごまかしてしまう。
たらたらと言い訳ばかりして謝らない。

いろいろなパターンが考えられますが、まずは「あやまる」が大事ということ。
でも、その後どうするかを考えて実行するのがもっと大事と言うこと。

体裁ばかり繕って、適当なこと言ってその場を逃れ、結局改善できないと「うそつき」になるよとのお話をしました。
(今の政治家にも聞かせた方がよい?)

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さて、発達障がい系の方たちにありがちの問題は、場の状況がわからないということ。
失敗しても、なにがどのように失敗して、誰に何を謝らなくてはいけないことが分からないことが問題なのです。
そこをしっかり理解しないと、結局適当な受け答えになり、周囲の怒りを倍増させることになります。

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しかも、プライドは高く、なかなか自分の非を認めたくないという人も多いので、余計に問題がややこしくなる事が多いわけです。
だからこそ、初期対応を間違わないように行って、その後のごたごたが後を引かないようにするのは大切なスキルだと思います。

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でも、このスキルってすべての人たちに言えることなんですよね。
素直に謝れない。
その場を取り繕うだけの言動に終始する。
結局、同じような間違いをする。
これでは「信頼」を得ることは出来ません。

大事なことは変わらない。
そういう思いを新たにした、今日のセッションでした。

今日はSST講座(H24年度第3期1回目)でした!

今日は本年度3期目のSSTのスタート(3回シリーズの1回目)でした。
前回より「スケジュール帳」は取り組んでいるのですけど、今回もその内容は引き続き取り組みます。
次回にはスケジュール帳を買いに行こうかと思ってもいます。
やはり、「金」と「時間」は自立の鍵です。
「スケジュール」は、「時間」の大きな要素です。

今、私たちがここ生活支援塾「そらまめ」で向き合っている当事者は、岐阜県の障がい者区分では「B2」の方がほとんどです。

これは知的障がいは「軽度」という判定です。
つまり、支援も最小限しかもらえない皆さんたちなのです。

だからこそ、「自立」出来る部分については「自立」してもらいたいわけです。
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そしてもうひとつの大きな課題。
突発的なトラブルへの対処。
「家に帰ったけど、家族は外出中で誰もいませんでした。家には鍵がかかっていては入れません。そんなときに【トイレ】に行きたくなりました。さて、どうしますか?」

そんな課題からみんなで考えてみました。
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ある参加者からは、
「窓を割ります!」なんて過激な発言も飛び出しました。
それに対しては、
「その姿は、他の人から見たらどんな姿に見えますか?」
と聞き返したら、
「どろぼうです。」と、以外に真っ当な答えが返ってきました。
冷静に考えれば分かるんですね。

その場になると、それが出来ないのが問題なのですけど…

でも、以前に実際電車の切符をなくしたことのある子に、
「切符をなくしました。どうしますか?」
と聞いたところ、普段はほとんど言葉を発しない子が、
「駅員さんにいいます!」と即答しました。
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やはり実体験は大事なんですね。
経験したからこそ、言える言葉がある。
それは、私たちだって同じ事。

そんな経験の場を、これからも提供していかなくては…
そう思った私でした。