今日はSST講座(H24年度第3期1回目)でした!

By | 2012年9月1日

今日は本年度3期目のSSTのスタート(3回シリーズの1回目)でした。
前回より「スケジュール帳」は取り組んでいるのですけど、今回もその内容は引き続き取り組みます。
次回にはスケジュール帳を買いに行こうかと思ってもいます。
やはり、「金」と「時間」は自立の鍵です。
「スケジュール」は、「時間」の大きな要素です。

今、私たちがここ生活支援塾「そらまめ」で向き合っている当事者は、岐阜県の障がい者区分では「B2」の方がほとんどです。

これは知的障がいは「軽度」という判定です。
つまり、支援も最小限しかもらえない皆さんたちなのです。

だからこそ、「自立」出来る部分については「自立」してもらいたいわけです。
12_09_01_1

そしてもうひとつの大きな課題。
突発的なトラブルへの対処。
「家に帰ったけど、家族は外出中で誰もいませんでした。家には鍵がかかっていては入れません。そんなときに【トイレ】に行きたくなりました。さて、どうしますか?」

そんな課題からみんなで考えてみました。
12_09_01_2

ある参加者からは、
「窓を割ります!」なんて過激な発言も飛び出しました。
それに対しては、
「その姿は、他の人から見たらどんな姿に見えますか?」
と聞き返したら、
「どろぼうです。」と、以外に真っ当な答えが返ってきました。
冷静に考えれば分かるんですね。

その場になると、それが出来ないのが問題なのですけど…

でも、以前に実際電車の切符をなくしたことのある子に、
「切符をなくしました。どうしますか?」
と聞いたところ、普段はほとんど言葉を発しない子が、
「駅員さんにいいます!」と即答しました。
12_09_01_3

やはり実体験は大事なんですね。
経験したからこそ、言える言葉がある。
それは、私たちだって同じ事。

そんな経験の場を、これからも提供していかなくては…
そう思った私でした。